幹部裁判官人事の一覧表

第0 目次

第1 総論
第2 最高裁裁判官及び高裁長官人事の一覧表,並びに最高裁長官等の前後の経歴一覧
第3 歴代の幹部裁判官の一覧
第4 歴代の幹部裁判官の一覧表

*1 以下の記事も参照してください。
① 幹部裁判官の名簿
② 幹部裁判官の後任候補者
③ 幹部裁判官の定年予定日
④ 元幹部裁判官の名簿
⑤ 歴代の女性最高裁判所判事一覧
⑥ 歴代の女性高裁長官一覧
⑦ 東京高裁の歴代の代表常置委員
⑧ 大阪高裁の歴代の上席裁判官
⑨ 東京地裁の歴代の第一所長代行
⑩ 大阪地裁の歴代の所長代行者,上席裁判官,大阪簡裁司掌裁判官等
*2 首相官邸HPに「国会同意人事機関の現状について」(平成16年3月現在のもの)が載っていますところ,幹部裁判官の人事は国会同意人事ではありません。

第1 総論

1 最高裁判所判事(裁判所法5条1項)及び下級裁判所裁判官(裁判所法5条2項)はいずれも内閣が任命するという点で共通します。
   しかし,憲法上,最高裁判所判事は内閣が独自の判断で任命できる(憲法79条1項参照)のに対し,下級裁判所裁判官は最高裁判所の指名した者の名簿によって任命する必要がある(憲法80条1項本文前段)という点で異なります。

2 昭和61年7月以降に任命された最高裁判所裁判官については,「最高裁判所裁判官国民審査」を参照してください。 

3(1) 高輪1期以降の出身者の場合,高等裁判所長官及び地方裁判所長を経ずに最高裁判所判事に就任した裁判官は,最高裁判所事務総長から任命された7期の千種秀夫裁判官(平成5年9月13日~平成14年2月21日)だけです。
(2)  高輪1期より前の司法官試補(「司法官採用に関する戦前の制度」参照)出身者の場合,高等裁判所長官及び地方裁判所長を経ずに最高裁判所判事に就任した裁判官は以下のとおりです。
① 東京高等裁判所部総括判事から任命された岩田誠裁判官(昭和39年8月31日~昭和47年11月25日)
② 東京高等裁判所部総括判事から任命された中村治朗裁判官(昭和53年9月22日~昭和59年2月19日)
③ 東京地方裁判所長から任命された谷口正孝裁判官(昭和55年4月16日~昭和62年1月27日)

4(1) 平成29年5月12日付の司法行政文書不開示通知書によれば,最高裁判所裁判官が退官するときの事務手続が書いてある文書は存在しません。
(2) 平成29年6月8日付の,最高裁判所事務総長の理由説明書には,以下の記載があります。
   最高裁判所判事の退官に伴う行事として挨拶回りを実施した例があるが,挨拶周りは担当部署において退官する最高裁判所判事の意向を確認したうえで,実施の有無,内容及びスケジュールを確定しているところ,これらの確定は,口頭での確定により行っているものであり,これらの事務手続に関する司法行政文書は作成していない。ただし,この実施事務を担当する係員が,日時や連絡先等を書き込んだメモを作成していることはあるが,このメモは,当該係員限りで利用し,その保存及び廃棄についても当該係員個人の判断により行っているため,当該メモは,司法行政文書に該当しない。加えて,他に退官行事として実施している事務はないことから,司法行政文書は作成していない。
   また,退官行事に関連して他の機関から文書を取得してもいない。

第2 最高裁裁判官及び高裁長官人事の一覧表,並びに最高裁長官等の前後の経歴一覧

1(1) 最高裁裁判官及び高裁長官人事の一覧表として,以下の時点のものを掲載しています。
・ 平成31年 1月 1日時点
・ 平成30年 1月29日時点
・ 平成29年 7月14日時点
・   平成29年 2月 6日時点
(2)  この一覧表を見れば,高裁長官の直前のポストが何であるか,及び高裁長官の直後のポストが何であるかが分かります。
   また,一覧表における氏名右の括弧内の数字は期であり,0期は高輪1期(昭和22年12月修習終了)及び高輪2期(昭和23年4月修習終了)ことです。
  高輪1期及び高輪2期というのは,日本国憲法が施行された昭和22年5月3日時点で司法官試補の地位にあった人のことであり,裁判所法施行令18条1項に基づき,司法修習生を命ぜられたものとして取り扱われています。

2 以下の表を掲載しています。
① 最高裁長官,最高裁判事,事務総長,首席調査官及び司研所長前後の経歴一覧表
② 最高裁の審議官,秘書課長兼広報課長,情報政策課長,局長6人,上席調査官3人,司研事務局長及び総研所長,並びに法務省の民事局長,訟務局長及び人権擁護局長前後の経歴一覧表
③ 高裁長官及び知財高裁所長前後の経歴一覧表
④ 高裁事務局長前後の経歴一覧表
⑤ 大規模地家裁所長(東京地裁,東京家裁,横浜地裁,さいたま地裁,千葉地裁,大阪地裁,大阪家裁,京都地裁,神戸地裁,名古屋地裁及び福岡地裁)の所長前後の経歴一覧表

第3 歴代の幹部裁判官の一覧

1 最高裁判所の歴代の幹部裁判官
① 歴代の最高裁判所事務総長
② 歴代の最高裁判所首席調査官
③ 歴代の司法研修所長
④ 歴代の最高裁判所審議官
⑤ 歴代の最高裁判所秘書課長
⑥ 歴代の最高裁判所情報政策課長
⑦ 歴代の最高裁判所総務局長
⑧ 歴代の最高裁判所人事局長
⑨ 歴代の最高裁判所経理局長
⑩ 歴代の最高裁判所民事局長兼行政局長
⑪ 歴代の最高裁判所刑事局長
⑫ 歴代の最高裁判所家庭局長
⑬ 歴代の最高裁判所民事上席調査官
⑭ 歴代の最高裁判所刑事上席調査官
⑮ 歴代の最高裁判所行政上席調査官
⑯ 歴代の司法研修所事務局長
⑰ 歴代の裁判所職員総合研修所長

2 高等裁判所の歴代の幹部裁判官
① 歴代の東京高裁長官
② 歴代の知財高裁所長
③ 歴代の大阪高裁長官
④ 歴代の名古屋高裁長官
⑤ 歴代の広島高裁長官
⑥ 歴代の福岡高裁長官
⑦ 歴代の仙台高裁長官
⑧ 歴代の札幌高裁長官
⑨ 歴代の高松高裁長官

3 地方裁判所の歴代の幹部裁判官
① 歴代の東京地裁所長
② 歴代の横浜地裁所長
③ 歴代のさいたま地裁所長
④ 歴代の千葉地裁所長
⑤ 歴代の大阪地裁所長
⑥ 歴代の京都地裁所長
⑦ 歴代の神戸地裁所長
⑧ 歴代の名古屋地裁所長
⑨ 歴代の福岡地裁所長

4 家庭裁判所の歴代の幹部裁判官
① 歴代の東京家裁所長
② 歴代の大阪家裁所長

第4 歴代の幹部裁判官の一覧表

1 歴代の幹部裁判官の名簿は以下のとおりです。
① 歴代の幹部裁判官の一覧表(平成14年度から平成28年度まで)
② 歴代の幹部裁判官の一覧表(平成4年度から平成13年度まで)
③ 歴代の幹部裁判官の一覧表(昭和56年度から平成3年度まで)

2 この一覧表を見れば,昭和56年度から平成28年度までの最高裁判所裁判官,最高裁判所事務総長及び事務総局局長,高等裁判所長官,地家裁所長等がすべて分かります。

3 歴代の高裁長官については,Wikipediaに掲載されていますから,リンクを張っておきます。
東京高等裁判所大阪高等裁判所名古屋高等裁判所広島高等裁判所
福岡高等裁判所仙台高等裁判所札幌高等裁判所高松高等裁判所

1(1) 被害者側の交通事故(検察審査会を含む。)の初回の面談相談は無料であり,債務整理,相続,情報公開請求その他の面談相談は30分3000円(税込み)ですし,交通事故については,無料の電話相談もやっています(事件受任の可能性があるものに限ります。)
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3 弁護士山中理司(大阪弁護士会所属)については,略歴及び取扱事件弁護士費用事件ご依頼までの流れ,「〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目7番3号 冠山ビル2・3階」にある林弘法律事務所の地図を参照してください。